最短、最速

昨日、某銀行のCMを撮影。準備は9時頃から始めたものの11時撮影開始で13時に終了!
しかも回ったのは400フィート1ロール、シンプルなCMだけど最短の撮影時間記録かも・・・
あ、この間のコブクロの方が1本単位で見れば短いかもしれない。
しかし撮影終了直後に雨、ギリギリでしたね。

コブクロ「桜」

ここ数年「桜」というタイトルの曲が次々と発売されてるけど、コブクロもこの冬に「桜」という曲をだす。
コブクロにしてみれば、デビュー前からライブで歌っていた曲らしく発売のタイミングを伺っていた曲らしい。でも、毎年、この季節になると待っていましたとばかりに「桜」に関する曲が出るから出そうにも出しにくかっただろうね。
さて、そのTV-CMをこの間撮影した。これが深夜にTVを見ていると最近良く目にするようになった。コブクロ自身は全く出ない。出ているのは速水もこみち成海璃子天海祐希(敬称略)の3人、いずれも今注目のタレントで10代、20代、30代からそれぞれ選んできたという。
スケジュールが会わず私が撮影で来たのは成海璃子天海祐希のお二人(速水クンは黒石クンに撮ってもらってます)。殆ど背景は望遠レンズでボケボケだというのに璃子ちゃんは茨城の土手を背景に、天海さんは晴美の倉庫の屋上から、と贅沢なロケーション選び。天海さんは前にソフィーナのCMの撮影で御一緒していたので気さくなやりやすい現場なのは言うまでもないのですが、驚いたのは成海璃子ちゃんの表現力。まだ10代とは思えない程、説得力のある表情をする。璃子ちゃんといい、「夜のピクニック」の多部未華子ちゃんといい若いのに繊細な表現の出来る役者さんには驚かされます。女の子はこわいっすね。

上原奈美のMV撮影終了

上原奈美ちゃんの撮影終了。実は奈美ちゃんもこのページを見てるとか・・・思わず赤面。こりゃあ、間違った事書けませんね。
さて、このPVは、ド〜ンと贅沢に35mmムービーカメラで撮影。これはなかなかMVでは使えない高価な代物。そのかわり素材は15分位に収めるというギリギリ状態(これがビデオならランニングコストが安いからいくら回しても構わない)。しかも天候が悪く、外はどんどん暗くなってく・・・いや〜、久々にドキドキしましたね。でも、二つのパターンの二重露光をやってるんだけど、面白い感じに仕上がってますよ。何しろ全部をスイングシフトレンズで撮影というのもこれが初めて。
これにPOLGAやHOLGAのスチール写真がインサートされるらしく、どんな出来上がりになるのか楽しみです。
ちなみに曲のタイトルは「15 Carat Snow」。見たら感想送ってください。

GMS mk2

Mocky2005-11-02

今日、ネットでソファを購入!
基本的にカチッとしたものよりもダラダラ出来るものを好む性質なのでこの形を見て即決定!と思いきや、同じようなシリーズで10種類近くある。どれが良いのかはっきり言ってくれ!結局、快適性とコンパクトさを兼ね備えたグランドマンボウソファmk2というのにしてみる。mk2というのがガンダムっぽくてかなり良い。変形する所もグ〜!これで俺の「太鼓の達人」のスコアも上がる事間違い無しだろう・・・
明日は上原奈美ちゃんのPVの撮影。なんと御歳14歳。お父さんでさえ俺よりも一つ下というからコミニュケーションとれるか心配。それ以上に明日使う事になっているPOLGAがちゃんと使えるかどうかも謎?乞うご期待。

記憶メモ

しまった!とうとう10月は日記が書けずじまいだった。
一ヶ月前の日記を読んでみると乙一の話を書いていますが、未だに読み続けています。というか、以前にもましてハマっています。
この一ヶ月にCM2本、PV2本、VP1本、ライブ1回という適度に忙しかった為に忘れていました。いい訳です。しかし、最近、乙一氏がWEBで連載していたものを本にした「小生物語」という日記のようなものを読んで考え方を変えました。今まで俺は読んでる人を意識して情報になるようなものを・・・と、思ってきましたが、どうせ誰が読んでるかも分からないブログなんで、いっその事好き勝手やろう!と思うようになったんです。
そう、「記憶メモ」・・・そんな感じです。
じゃ、明日・・・

乙一にハマる

Mocky2005-09-30

さて、8月いっぱいで「夜のピクニック」の撮影も終わり9月はMV2本とモーターショー用の映像を撮影していました。
今まで車のCMなどは撮ってきましたが、モーターショー用の映像は初めて・・・。今回は特にそれが某社のコンセプトカーという事もあって完全な秘密裏に行わなければいけません。それもあって仕事はしてるのですが、ここに書く事も出来ないんですねぇ。では、その内容はモーターショー後に追って・・・ということで・・・

H/K 最近、かなりハマっている作家いるんですよ。その名は「乙一(オツイチ)」。「暗いところで待ち合わせ」という小説が前から気になっていてこの間やっと読む事が出来たのですが、コレがかなり面白い!電車のホームで人を突き落として殺害したとして追われている男がその駅の近くに住む盲目の女性の家に逃げ込むというストーリで、息をひそめる男と、男の気配に気付きながらも身の安全の為に気付かないフリをしている女性の緊張感がたまらない!しかも、これに切ないどんでん返しが待ち構えているんです。プロットと構成が秀逸!キャラクターも魅力的という文句の付けようが無いくらい自分好みの作品でした。
その後、同じ作家の「GOTH」という連作短編集を読んだらこれまた面白い!主人公と「僕」とヒロインの「森野夜」という二人のキャラクターの魅力で比較的リアリティーの無い設定でもぐいぐい引き込まれる。
現在は「平面いぬ。」という短編集を読んでます。
ちなみに「GOTH(夜の章)」のあとがきで今でも乙一氏はプライベートな自主映画を撮っているとか・・・。だから、これだけ映像的にビンビン来る表現力があるんでしょうね。出来たら今度、乙一監督の自主映画、私に撮影させてください。何を捨ててでも駆けつけます。
今一番、友達になりたい人物です。

さて、「暗いところで待ち合わせ」が映画化という事なんだけど誰が撮ってるのかなぁ・・・

クランクアップ!

謎の樹

7月の20日から撮影を始めた映画「夜のピクニック」も、とうとう8月の31日をもちましてクランクアップする事が出来ました〜!やった〜!
写真のシーンは唯一東京の東宝スタジオでの最終撮影シーン。原作を読んでいる方は「あれ?こんなシーンあったっけ?」って思うかもしれませんが、それは公開時のお楽しみ・・・
この映画は殆どのシーンを茨城は水戸周辺で撮影してます。7/20に入って帰ったのが8/28の朝ですから40日間近くを水戸のホテルの一室に滞在していた事になります。*1長かったと言えば長かったですが、終わってしまえば短く感じます。最後の方で早朝のシーンがいくつもあり、そういう日に限ってカーンと晴れ渡り、そんなときは日の出直後と日の入り直後の約30分ずつを利用して、数カット撮っては昼休み、そしてまた夕方に数カット・・・てな具合で、永遠に水戸から出れないのかと思いましたが、続けていれば神が味方してくれる時もあり、どんよりと厚い雲が出て早朝のように見える時間が長く続く事でシーンを撮り終える事が出来ました。
毎回、数百人にも及ぶボランティア・エキストラのみんなには炎天下の中や真夜中、早朝など・・・最後まで協力してもらって感謝しています。これが無かったらどんなにメインキャストやスタッフが頑張ったからって出来上がらないからね。
なにはともかく、自分史上最長最大の現場だった事は確かなんで素直に今は撮影終了の余韻に浸ってようかと思うよ。

*1:その間、東京に帰ったのはたった4時間程。追加機材のチェックの為です。