乙一にハマる

Mocky2005-09-30

さて、8月いっぱいで「夜のピクニック」の撮影も終わり9月はMV2本とモーターショー用の映像を撮影していました。
今まで車のCMなどは撮ってきましたが、モーターショー用の映像は初めて・・・。今回は特にそれが某社のコンセプトカーという事もあって完全な秘密裏に行わなければいけません。それもあって仕事はしてるのですが、ここに書く事も出来ないんですねぇ。では、その内容はモーターショー後に追って・・・ということで・・・

H/K 最近、かなりハマっている作家いるんですよ。その名は「乙一(オツイチ)」。「暗いところで待ち合わせ」という小説が前から気になっていてこの間やっと読む事が出来たのですが、コレがかなり面白い!電車のホームで人を突き落として殺害したとして追われている男がその駅の近くに住む盲目の女性の家に逃げ込むというストーリで、息をひそめる男と、男の気配に気付きながらも身の安全の為に気付かないフリをしている女性の緊張感がたまらない!しかも、これに切ないどんでん返しが待ち構えているんです。プロットと構成が秀逸!キャラクターも魅力的という文句の付けようが無いくらい自分好みの作品でした。
その後、同じ作家の「GOTH」という連作短編集を読んだらこれまた面白い!主人公と「僕」とヒロインの「森野夜」という二人のキャラクターの魅力で比較的リアリティーの無い設定でもぐいぐい引き込まれる。
現在は「平面いぬ。」という短編集を読んでます。
ちなみに「GOTH(夜の章)」のあとがきで今でも乙一氏はプライベートな自主映画を撮っているとか・・・。だから、これだけ映像的にビンビン来る表現力があるんでしょうね。出来たら今度、乙一監督の自主映画、私に撮影させてください。何を捨ててでも駆けつけます。
今一番、友達になりたい人物です。

さて、「暗いところで待ち合わせ」が映画化という事なんだけど誰が撮ってるのかなぁ・・・