撮影隊は行く!

Mocky2005-08-07

映画の撮影に入って全く更新出来なかったので久々の新ネタ。

映画の95%を占める水戸ロケも折り返し地点を過ぎました。そりゃぁ、長期の撮影だからつらい事はつらいですよ。でも、それ以上に楽しい現場です。実は今までやった長編の中では現場が楽しいと思えたのは初めてなんです。映画とかやる度に、よくこれを続けていける人がいるなぁ・・・と思っていたものですが、やっぱり続けられる現場って無理をしない事なんですね。本来の映画のスタッフに囲まれた現場で解りました。
今回の撮影は題材が学校行事ということもあって、常時200人規模のエキストラで歩くロードムービーを撮るという特殊な状況だけに、1日1ロケーションという制約が自分たちの体力を守ってくれているのかもしれません。(スタッフが悲鳴上げる前にキャストやエキストラが倒れちゃうからね)
8月2日に行われた出発のシーンでは約1000人の白いジャージを着た生徒の中、メインキャストが次々と現れるシーンをステディカムを使って2カットでまとめあげるというもので、これが映画だ!と思えるような現場でした。
添付した写真の方は、夜、休憩所に向かう生徒たちの列。何しろタイトルは「夜のピクニック」。白いジャージを着た高校生たちが懐中電灯を持って歩く姿はまさしくこの映画の象徴です。手前に写っているのは我らがパナビジョンG2!
「小さな秀作の青春映画は多いけど、大きな青春映画ってなかなか無い、この映画は大きな青春映画になってほしい」というのはプロデューサーの牛山氏が1000人のシーンの撮影のときに私に言った言葉。いや〜、大っきな映画にしたいですね。